■ ガラス繊維強化プラスチックによるけがに注意! ガラス繊維強化プラスチックが使用された商品から飛び出したガラス繊維を触ってけがをした等の相談が寄せられています。 ガラス繊維強化プラスチックは、細いガラス繊維の束に樹脂をしみ込ませて成形したもので、傘の骨、園芸用ポール、テントの支柱など、軽量で弾性が求められる部位に用いられることがあります。ガラス繊維は細く肉眼では見えづらいため、露出した部分に触れると、けがをするおそれもあります。
〈事故事例〉 【事例1】傘による事故 子どもが人とすれ違うときにぶつかり、グラスファイバー製の傘の親骨が折れて細かなガラス繊維が手に刺さった。特に子どもには危険な商品だと思う。(被害者属性不明)
【事例2】園芸用品による事故 園芸ポールに素手で触れたところ、粉状のガラス繊維が飛び散り、体中に刺さった。(80 歳代、女性)
【事例3】玩具・遊具による事故 中国の通信販売サイトで購入した屋根付き浮輪の支柱が折れて中から、グラスファイバーが出た。その部分に手で触れてしまい痛い。どうしたらよいか。(50歳代、女性)
【事例4】アウトドア用品による事故 テントのグラスファイバー製の骨を組立て中、ガラスが指に刺さった。病院に行ったがまだ指先が痛い。(30歳代、女性)
【消費者へのアドバイス】 ・ ガラス繊維強化プラスチックは、表面からガラス繊維の先端が露出していることがあるため、不用意に素手で触らないなど取扱いには注意しましょう。 ・ガラス繊維が皮膚に刺さって痛みが続く場合は、医師の診察・処置を受けましょう。
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