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相談事例集
 

相談事例208: 「電話回線「アナログ戻し」のトラブル」〜「安くなる」と勧誘、高額契約〜


2週間前、業者から「インターネットを利用しているか」と電話があった。「光回線の電話を利用しているがネットは使っていない」と告げたところ「電話を光回線からアナログ回線に戻さないか。料金が安くなる。アナログ変更をサポートする」と勧誘された。安くなればと思い契約したが、後日、送られてきた書面を見ると、頼んでいない毎月のサポートサービス契約をしていた。必要のない契約なので解約したい。(70代、女性)


●全国の消費生活センターなどに、いわゆる「アナログ戻し」を巡るトラブルの相談が、高齢者を中心に多く寄せられています。

●インターネットの光回線の契約をしている消費者に対して「アナログ回線(アナログ電話)に戻せば料金が安くなる」などと勧誘。手続き代行やオプションサービスの料金として、高額な請求をする手口です。

●「電話で勧誘されて了承したところ高額な契約になっていた」「大手電話会社による勧誘だと思っていたのに別の事業者だった」などのケースがみられます。光回線からアナログ回線に戻すことを勧誘のきっかけとして、実際には手続き代行や、サービス内容の詳細が不明な生活サポートなど、オプションサービスの契約になっているケースがあります。

●トラブル防止のため、次の点に注意しましょう。
@大手通信会社の名前を出していても、実際は関係のない事業者が勧誘をしているケースがあ る。勧誘を受けた事業者名をしっかり確認する。
A知らないうちに、回線の切り替えには必要のないサービスの契約を結んでいるケースもある。勧誘を受けた際は費用やサービス内容、解約条件などをよく確認し、必要ないと思ったらきっぱり断わる。
B光回線をアナログ回線に戻す手続きは自分でも可能。費用や条件などは現在の契約先や回線事業者に問い合わせる。

※ おかしいなと思ったときは、すぐに最寄りの「消費生活センター」または「各市町相談窓口」にご相談ください。

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